君たちはどう生きるか?に学ぶ自力で考えを磨く方法 あらすじ・要約・感想・まとめ

毎週土曜日はおススメ本の紹介。
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読んで学びになった本をご紹介するこの企画

今日はあの名作について書きます

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今日はみなさん読んだことあるかもしれない、
このお話

君たちはどう生きるか?

 

私も流行りだしてから読んだクチですが、
全国の小学生以上の人に読んでほしい!!!!

教科書に載せてほしい作品の一つ。

今回は、君たちはどう生きるか?を読んだ人も、
まだ読んでいない人も内容を理解してもらえるように
あらすじを要約して書いていきます。

ジブリ映画として宮崎駿監督作品も製作中らしいので
今後、ますます楽しみです。

今回の記事を読んで、気になった方はぜひ読んでみてください。

 

 

君たちはどう生きるか?とは

君たちはどう生きるか』は1937年に出版されており、
原作者は吉野源三郎さん。

 

目次

あらすじ

1937年のお話。

主人公のコペルくんは、叔父さんがつけたあだ名

人間としてあるべき姿を求め続ける
コペル君とおじさんの物語。
出版後80年経った今も輝き続ける
歴史的名著が、初のマンガ化!

1937年に出版されて以来、
数多くの人に読み継がれてきた、
吉野源三郎さんの名作「君たちはどう生きるか」。
人間としてどう生きればいいのか、
楽しく読んでいるうちに
自然と考えるように書かれた本書は、
子供はもちろん
多くの大人たちにも
共感をもって迎えられてきました。
勇気、いじめ、貧困、格差、教養、、、
昔も今も変わらない人生のテーマに
真摯に向き合う
主人公のコペル君と叔父さん。
二人の姿勢には、生き方の指針となる言葉が
数多く示されています。
そんな時代を超えた名著が、
原作の良さをそのままに、
マンガの形で、今に蘇りました。
初めて読む人はもちろん、
何度か読んだことのある人も、
一度手にとって、
人生を見つめ直すきっかけに
してほしい一冊です。
《全国学校図書館協議会選定図書》
Amazonより

立派な男になるために

コペルくんの亡くなった父親の遺言は
「息子に立派な男になってもらいたい」
とのことで、叔父さんはコペルくんに
人生や世の中について教えていきます。

最初に教えられたのはこちら

  • 「世の中とはこういうもので、人生にはこういう意味があるのだ」と、一口に説明することはできない
    ということ。

これは、人から聞いてすぐに納得できるものでもないし
大人になる過程や大人になってから自分で見つけて行くしかないものである。

本で読んだりするのもいいけど、結局は自分体験し、心を動かして、自分で考えて行かないといけないもの

その結果、自分の考え=思想が出来てくる。

人が立派な行いだということを鵜呑みにして行動していても、
本当の意味では立派になれない。

とのこと。

確かに、同じことを体験しても、同じ景色が見えるわけではないし、
同じモノを見ても、見方によっては赤にも見えるし、ピンクにも見えると思う。
体験して、感じたことを自分の考えにしていくことがとっても大事。

そして、コペルくんのように、考えたこと、感じたことを言語化してくことも
めちゃくちゃ大事。

心を動かされたことをシェアしていくことで、
人にも自分のことを表現していけるとともに、
自分なりの哲学が刻まれていくもの。

 

生産関係とは?

コペルくんが手元にあったミルク缶が、
オーストラリア産だったことから、
このミルクはオーストラリアの人が作ってくれて
日本まで運ばれてくるのにたくさんの人の手がかかっていることに気づいたお話から

生きてゆくのに必要なものをつくるために、協働したり、手分けしたりして働くこと=
生産関係という言葉を叔父さんが教えてくれた。

これは、人間は自立して生きているように見えて、
実は、依存しあって協力しあってしか生きられない。
だから、お互いに好意をつくし、それを喜びとすることに重きを置かなくてはならない。
という風に書いています。

さらに、世の中には生産する人と、消費する人がいて、
子供は社会に出る前の人だから、消費者で構わないが、
わきまえないといけない。

そして、世の中には生産する人でかつ、貧しい人が大半なのだから、
なんの妨げもなく勉強ができ、才能を思うままに伸ばしてゆけるということが、
どんなにありがたいことか理解しないといけない。

生産する人がいるから世の中が回っている。
どちらが偉いか?ではなく、どういう心がけで生きていくか?が大事。

確かに、お金があるから偉いってことはなくて、
お金がある人でも、生産してくれる人には同じくらい感謝したほうがいいって私も思う。

学ぶことの大切さ

勉強することの意味についても本書では教えてくれています。

一人の人間が経験できることは僅か。
だから、人間は書物や言葉などで経験をまとめて伝えていくことができる。

経験を次の世代に伝えていくことができたからこそ、私たち人間は進化することができた。
次の世代に伝えていくために私たちは学び続けないといけない。とのこと。

これは、私、大人になってからたくさんの本に触れるようになってから、気づいたこと。

本読んだら、自分で経験するよりも何倍も早い!という事実。

もちろん経験していくことは大事だけど、

本に書いてあることから、さらに経験をしていくことで、
進化できるんだとマジで思う!
小さい時に知りたかった!!!!

これは、本を読んで変わった経験をしなかったら、
気付かなかったことだと思う。

いくつになっても過去から学んで、進化していきたいモノです。

自分で決定していく力とは??

 

最後に、コペルくんはあることをきっかけに友達を裏切ってしまい、
苦悩に陥ります。

その時おじさんがかけてくれた言葉はこちら

僕たちは、自分で自分を決定する力をもっている。

だから誤りを犯すこともある。

しかし、

僕たちは、自分で自分を決定する力をもっている。

だから、誤りから立ち直ることもできるのだ。

 

これはまさに!!!

 

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こちらの記事に書いてある主体性を持つことそのもの!!!

誰かに選ばされたり、環境のせいで仕方ないと思っていても、
それは、そうなることを受け入れた自分の影響力の問題だよ。って話
(ちょっと乱暴な説明だけど)

そして、過ちを苦しいと感じるのは、正しい道に従って歩こうとしているから・・・
という言葉にはじーんときました。

まとめ

 

・世の中を知るためには経験をすることが全てである
・学問とは過去の経験を次の世代に伝えていくためのモノ
・進化していくために本などで学び実践して、次の世代に経験を伝えていくことが大事
・世の中には生産する側と消費する側がいる
・どちらが偉いわけではないが生産する側がいるから世の中が成り立つのは確か
・私たち人間は自分で決定していける力を持っている。だから道を誤っても正しい道に戻っていける

ぜひ親子で読んでほしい1冊ですねーーー

◆出来るオトナに近づく習慣 No405

私たちは自分の力で決定して選んでいける力がある。
過ちを犯すこともあるかもしれない。でも、
立ち直って正しい道を歩むこともいつからでも選べる

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