毎週土曜日はおススメ本の紹介。
年間150冊以上読んでいるわたなべの忘備録&
読んで学びになった本をご紹介するこの企画
今日も、前回に引き続き
ミッツ・マングローブさんの本
お仕事スタイル研究家のわたなべかおりです。
自分らしく働きたい女性のための
時間管理・目標設定・ブランディング集客のサポート中
今日はこの本
ミッツ・マングローブさんの2015年に出版されたエッセイ本。
流石慶應出身だけあって、文章が知的。
難しい漢字とか横文字いっぱいとかでは全然ないんですが、
知性と繊細さがあふれ出ている感じ。
今、おかまって言ったら怒られるんじゃないかと思うけど、
私、おかまさん大好きなので、こちらでは愛をこめてそう呼ばせてもらっちゃうんですが、
ドラァグクイーンさんとかおかまさんとか女装家さんとか
とにかく大好き♡
ジェンダーレスな世の中を応援しているので、
こんな記事も書いてます
LGBTQのかたがたが、ありのままで安心して暮らせるようになるのって
まだまだ理解が必要な世の中だし、
言わなくていい事もいわないといけなかったり、
自分の性を明かしていく事とか、
そこに素直になる事ってめちゃくちゃかっこいい事だと思うのです。
そういう世間の壁と真っ向から向き合っている方って
ホントにかっこいい!!!
という事で、おかまさん、ドラァグクイーンさんたちは総じて大好き。
中でも最近ハマっているのは、ナジャさんとミッツさん。
ということで、
前々回はナジャさん
前回はミッツさんの本について書きました。
前回はセルフプロデュースの話でした。
今回は売り込む順番について
ミッツさんの叔父さんが、徳光さんだというのは有名な話。
親子じゃないから七光とはちょっと違うけど、
丸の内初?のおかまバーのママを任せてもらえたのは、
実のお父様のサポートあっての成果なんだそう。
コネとか縁故って、ネガティブに捉えられることが多いし、
その恩恵を無駄にしてしまう人も少なくないけど、
財産にしろ技術にしろ知識にしろコネにしろ、
親が子供に残したり伝承したり、活用したりしてほしいと思うのは、
実はごく自然なことなんだよね。(うらやましい人生より引用)
ってミッツさんもいっているけど、
コネでも何でも活用できるものは活用したらいいんだと思う。
残念ながら、人は平等ではない。
能力の強みと同様に、
恵まれた環境に生まれてきたのも、その人の強みの一つだと思う。
もちろんそれを充てにして、依存するのはあんまり素敵ではないかもしれないけど
コネを活用させてもらえるくらい、
信用を得て、応援してもらえるって事が重要なポイントなんだと思う。
特に、昭和のジェンダーレスな発想なんて全くなかったあの時代に
大手企業のサラリーマンだったミッツさんのお父さんが
早稲田に行くのが当たり前の厳格な家庭で
手塩に育てて大学留学までさせたのに、
一人息子が突然、女装家になっていくのを認めるだけでなくて、
応援までしちゃってるのは例を見ない現象だと思う。
ミッツさんのお父さんがどんな人だったか、
どんな風に説得したのか
本の中だけでは分からないけど
自分の価値観を認めてもらって
自分の希望を話して応援してもらうためには、
それまでの信頼関係がとっても大事になってくる。
売り込む順番とは??
ジェンダー問題に限らず、
何か始めるときには、
親に反対されたりすることもあるし、
応援してもらえない事もある。
自分の気持ちを話すのが恥ずかしかったり、
身近だから故に伝わりにくかったりすると思う。
だから、
何か物を販売するときにも
全く知らない人に伝えていこうとする人が多い。
しかし、
何か始めるときや、
サービスを提供するときは、
身近な人に伝えていく事がめちゃくちゃ重要。
出来るだけ多くの人に自分の商材を届けたいと思ったら、
あなたの事を普段から良く知っている
身内や、近しい友達に伝える事で、
家族が買ってもいいと思える商品なのかを
考えるから、商品が磨かれるし、
プレゼンの練習にもなるし、
矛盾点や改善点に気付いてもらいやすいし、
ちゃんと理解してもらえたら紹介も生まれやすい。
家族に売りつけよう!って事じゃなくて、
理解してもらい、応援してもらえるくらい
商品やサービスや自分の想いを伝えきれるかってのが重要。
万が一、反対されたら、
反論処理や、商品やコンセプトの見直しや、
自分の情熱や、自分の信用残高の再確認にもつながる。
情熱が足りなかったら、見直せばいいし、
信用残高が足りないなら、自分を磨けばいいだけ。
賛成してもらえたら、
もちろん仕事も数倍しやすくなるけど、
反対されても、
学ぶことが多いから、マイナスよりも+な面が多いんじゃないかなーと思う。
まとめ
もちろん、ジェンダーの問題なんかだと、
勘当覚悟かもしれないけど、
仕事においては、
家族に自分の事や、自分の商品の良さを売り込む事は
多くの人に広める第一歩なんじゃないかなー
高額商材が当たり前になっちゃってるネット販売においても
家族にも理解される商品が増えれば、
そういう謎の商売が少なくなってくるんじゃないかなーと思います。
◆出来るオトナに近づく習慣
家族に理解される商品を考える事で、
仕事がしやすくなったり、
一般化しやすくなったり、
商品が磨かれることにもつながる。