【起業したてのつまづきポイントシリーズ】やりたいことより〇〇できることをしよう!


起業直後にぶつかる壁や起業初心者さんの多くが悩むポイントについて最近起業された方にインタビューしてご紹介していきます。

 

お仕事スタイル研究家のわたなべかおりです。
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「自分の好きなことでお仕事できたらいいなぁ」
一度はそんな風に思ったことがある人は多いはず。

でも、周りに起業している知り合いがいないと実際どんな生活なんだろう?
ってイメージできないですよね。

そんな方のために、起業初心者のリアルな声をインタビューしてみました!

起業直後にぶつかる壁や起業初心者さんの多くが悩まれるポイントについて
これから数回に分けてご紹介していこうと思います!

インタビューに答えてくれたのは、在宅で事務代行をされている神谷紗季さんです。

 

この記事では、

  • やりたいこと探しのワナ
  • 専門家になってみる

についてお届けしようと思います。

目次

やりたいこと探しのワナ

 

 

 

渡辺:
前回に引き続き、事務代行をされている神谷紗季さんにお話を伺います。よろしくお願いしまーす。

 

 

 

神谷:
よろしくお願いします!

 

 

 

渡辺:
神谷さんは、どうして事務代行というお仕事スタイルを選ばれたんですか?

 

 

 

神谷:
率直に言うと、必要とされていたから、ですね。起業をボンヤリ考えはじめたときは、「自分のやりたいことって何だろう?」ってひたすら自己分析したこともあったんですが、どれもピンと来なくて。でも、いざ会社を辞めるって決めて後がなくなったら、とにかく生きていくために稼がなくては!という気持ちから「やりたいことより求められていることをしよう!」という視点に切り替わりました。

 

 

 

渡辺:
なるほど!周りの人が必要としていることをお仕事にされたんですね。

 

 

 

神谷:
そうなんです。いつか起業出来たらいいなって思っていた時は、やりたいことが何なのかよく分からないし、やっと「これかも?」って思ってもいざやってみたらしっくりこなかったりと、何年もモヤモヤしてました。今思うと、昨今ブームの【やりたいことで起業しよう!】のワナに完全にハマっていましたね(笑)。自分の中に絶対的な答えがあってそこにたどりつけるはず・・・みたいな。やりたいこと=周りの人に求められていることがうまく一致して起業できる人も中にはいますが、大半の人は、やりたいことより誰かの役に立てることを探すほうがずっと近道だと思います。

 

 

 

渡辺:
確かに・・・。やりたいことがある程度定まっている私ですら、具体的にやっていくことはお客様のニーズにそって変わっていきますからね。

 

 

 

神谷:
一番大切なのは「誰をどう喜ばせるか」という視点ですよね。世の中には、渡辺さんのように「これがやりたい!」というものが自分の中から湧き出てくる人と、私のように「目の前の人とのかかわりの中でやりたいことが見えてくる」人がいると思うんです。渡辺さんのような人は、自分のやりたいものを必要としている人に届ける方法を全力で探せばいいし、私のようなタイプは「関わる人によってやりたいことが変わる」から、そのときどきで目の前の人が必要としていることを、自分のできる範囲で精いっぱい提供していけばいいんじゃないかなと。

 

 

 

渡辺:
私も、最初からやりたいことが明確だったわけじゃないですしね。やっていく中で見えてくるものってあると思います。

 

 

 

神谷:
やりたいことって、はっきり見えていなくてもいいし、どんどん変わっていっていいですよね。むしろ、日々成長してるんだから変わって当然。今って「自分軸で生きよう!」みたいな傾向があるから、ブレない軸のようなものを探そうとしちゃいますけど、それより「何が自分の心に響くのか」「どんな瞬間に嬉しいと感じるのか」といったような自分の心が動くポイントをつかむほうが大事だと思います。それを自分の働き方の中に折り込んでいけば、表面上何をやっていてもやりがいや楽しさにつなげられるので・・・もはや、やりたいことやってるって言っていいと思います(笑)。

 

 

 

渡辺:
やりたいこと探しの沼って陥るとなかなか抜けられないんですよね・・・どこに心が動くかを把握するのはモチベーションにつながるし大切ですね!

 

 

 

神谷:
はい、今でこそカッコよさげに語ってますが、ここに至るまでに3年ほどどっぷり沼にハマってきてますからね(笑)。でも、いざ稼がなきゃいけない状況に自分を追い込んでみたら、やりたいことが明確になくても楽しく仕事をする方法なんていくらでもあるんだなってことに気づきました。

専門家になってみる

 

 

 

渡辺:
大きな気づきでしたね!じゃあ、いざ起業するって決めてからは順調なスタートだったんですね。

 

 

 

神谷:
それが、そうでもなくて・・・(苦笑)。起業したては、とにかくお仕事をとらなくちゃって自分のできることをひたすらアピールしまくっていたんです。「あれもこれもできますよー!」って、プロフィールやLPにはできるだけたくさんやれることを載せました。でも、なかなか仕事に結びつかず。なんでだろうって悩んでいたら、ある先輩起業家さんから「いろいろ書いてあるけど、実際何を頼んでいいかわからない」って言われちゃったんです。

 

 

 

渡辺:
ズバっと言われましたね(笑)。

 

 

 

神谷:
今思うとそりゃそうだよって感じですよね。よっぽど特殊なスキルならともかく、自分の他にも似たようなことをできる人がたくさんいる中で、あえて自分に頼んでもらうには他と差別化できる要素を作らないとなーと反省しました。ただ、起業したてで実績で差別化するのは難しかったので、今必要とされていることに的を絞ったんです。周りの起業家さんたちに話を聞いていったら「公式LINEがイマイチ活用できてない」って声が多くて、これだって思って3カ月くらい集中して勉強し、それを肩書にすることにしました。

 

 

 

渡辺:
えーっ!1から勉強したんですね!

 

 

 

神谷:
もちろん、もともと自分のできることの中から探すのが近道だとは思うんですけど、私の場合は突出してアピールできるものがイマイチなかったんですよね。なので1から勉強しました。でも、そのおかげで、いろんなお客様とつながることができ、いま事務代行で継続してお仕事をいただいている方々のほとんどは公式LINE関係でのかかわりが入り口になっています。お仕事していく中で、実はLINEだけじゃなくて事務全般を代行してるんですって話になると「あれできる?」「こんなのはどう?」みたいな感じでお仕事が広がったパターンですね。

 

 

 

渡辺:
分かる!一度お仕事して関係性ができあがってる方へのほうが、安心感あるし気軽に頼みやすいんですよね。

 

 

 

神谷:
そうですよね。「〇〇の人です」って入り口を絞ったことで、「〇〇ならあの人に相談してみよう!」って思い出してもらいやすくなるし、そこから関係性ができていけば別な形でお仕事を作っていけるんだなって実感してます。これは、サポート職に限らず、自分でコンテンツを作っていく場合も同じですよね。最初は何かに特化して、関係性ができ上がってから「こんなこともできるんですよ」って言われたら、この人に頼もうって思っちゃいますし、今はちょうどタイミングじゃなくても後で思い出してもらえますよね。

 

 

 

渡辺:
うんうん。自分の専門分野をしぼって打ち出す!めちゃくちゃ大事ですね。

 

 

 

神谷:
関わってみる中でこの人とはあまり合わなそうだなって感じたら、
それ以上のサポート内容の話をしないようにすれば、
自分が応援したい方とだけ継続してお仕事できるようになりますしね。

入り口を絞るのはめちゃくちゃオススメです!というわけで、
やりたいことを無理に見つけようとしなくても、
自分の心が動くポイントを押さえて、目の前の人の役に立つにはどうしたらいいか?を考えて動いていけば
自然とやりたいことにつながってくるんじゃないかってお話でした。

 

 

 

渡辺:
まとめてくれてありがとう(笑)。
うまくかみ合わない人とお仕事し続けると自分が疲弊していきますからねー。
自分の心が喜ぶかどうかって基準はすっごく大事だと思います。
お話聞かせてくれてありがとうございました。

今後も起業初心者のリアル事情をいろいろ聴かせてください!

 

 

 

神谷:
ありがとうございました!

◆出来る大人に近づく習慣 No315
ターゲットが決まっていなくても、
やりたいことを無理に見つけようとしなくても、

自分の心が動くポイントを押さえて、
目の前の人の役に立つにはどうしたらいいか?を考えて動いていけば
やりたい仕事に近づける!

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