毎週土曜日はおススメ本の紹介。
年間150冊以上読んでいるわたなべの忘備録&
読んで学びになった本をご紹介するこの企画
本日は世界に対する間違った思い込みをしていると
ビジネスチャンス逃すよ!って話。
昨日行われたオリンピック開会式
いろいろ論争を呼んだ演出はさておき
選手の入場行進の時の服装に
各国の特徴が表れていましたよね。
タ行からマ行までは長すぎて見てなかったんですが、
中でもガーナの衣装 すごいカッコよかった〜
あー写真撮り忘れて悔しい!!!
白地のスーツとドレスに
襟元にだけ、
こんな感じのブルーグリーン系の柄の入った感じ
(それで伝わるか謎)
パリコレとかハイブランドのデザインにも
あるんじゃないかという感じのとってもおしゃれな服装でした。
ガーナのイメージってアフリカの中の一つの国なので
発展途上国の中でも後進国よりなんじゃないかって勝手に思っていたんですが、
調べてみたら
それは大間違い。
それって私が社会を学んだ20年近く前の情報のまま
アップデートしていなかっただけなんですね。
そんな思い込みで物事の本質を見間違えてしまうことって
ないでしょうか???
賢い人ほど世界を知らない と書かれた帯に包まれたこちらの本
この本は作者のロリンズ氏が、最後にこれだけは伝えておかなくては!!!!
と死を宣告されてから全ての仕事を断って書いた本
2019年に発売されて話題になり、
買ったけど
読んだのはつい最近でした。
こちらの本にも書かれているのは
物事は感情やドラマチックさではなく、
事実を事実として捉えよう!ということ
実際、さっきのガーナの話では
私の社会の知識では
先進国と後進国(発展途上国)の2種類しかないと思っていたこと自体が
かなり古い情報で、
実際は
例えば、世界は「先進国」か「発展途上国」ではなく、
- レベル1:1日2ドル未満【およそ10億人】 裸足で移動
- レベル2:1日2~8ドル【およそ30億人】 自転車で移動
- レベル3:1日8~32ドル【およそ20億人】 中古車が多い
- レベル4:1日32ドル以上【およそ10億人】 新車や外国車が多い
(1日の所得)
みたいな感じで4つのグループに分かれていると著者はいいます。そして、レベル1の後進国と呼ばれる国はもう9%しかないのが事実。
レベル4の先進国と呼ばれる人々もおよそ10%
なので発展途上国でも中間層にある国が世界の80%近くを占めていることになります。
中国はレベル4よりのレベル3になってきているのはなんとなく分かるし、
今後はインドがレベル3に上がってくることも見込まれる。じゃあほとんど後進国ってなくない??
先ほどのガーナも レベル3だけど、私のイメージでは
レベル2くらいのイメージだった。日本もいろんな技術が発展しているのと同じで
世界も進化を遂げている。当たり前といえば当たり前なんだけど
一度学んでしまったら、
思い込みにつながってました。これ思い込みで間違ったままでいると
ビジネスの機会を損することにもつながります。例えば、
中国に継ぐ、人口が多い国として
インドの市場がとっても注目されているので、
インド人向けの何かいいものを考えることや、
インドでの事業展開も
とっても重要になってきます。そこまで大きく世界展開しないからいいやって
思っていると、日本は少子化によって
市場自体が少なくなってしまうので
インド人向けサービスや
インドの観光客対策が必要になってくる可能性も
十分あり得る世の中になってきちゃいます。インドの語学講座とかもニーズが出てくるかもしれないし
いろんなビジネスチャンスがゴロゴロしているかもしれません。驚くべきことに
これって実は
すごい情報を仕入れてこないと分からない訳ではなく
普通に調べれば出てくることなんですね。
興味なかったと言えばそれまでなんですが、
この本でも受動的な情報の収集は
間違った思い込みが作られる要因である。と書いてあります。
確かに受動的にニュースを見てしまうと
世の中犯罪だらけだし
不倫だらけだし
ひどい世の中に見えてしまいます。
自分で情報を取りにいかないという事は
間違った認識の中で生きている事にもつながるのかも…
思い込みが間違えると
普段の生活でも
ビジネスでも正しい判断が出来なくなる事が
大いにあると思います。
情報化社会だからこそ
本当の数字を見て事実を知る事って大事。
そんなことを考えさせてくれた
オリンピック入場とファクトフルネスに感謝
◇出来るオトナに近づく習慣 No234
間違った思い込みは判断力を鈍らせる
今の事実をしっかり見るために
能動的に情報を取りに行こう!