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こちらは2021年６月９日に掲載されたものを加筆修正した最新記事になります。
みんなが憧れる、求めてやまない天職につくという事。
実際、人生の半分以上費やすかもしれない時間だから
本当に望む仕事をしていきたいと思った事は
誰にでも１度はあるのではないでしょうか
では、
小さい頃から 憧れていた仕事を
手放す事になった主婦は、不幸せなのか？？
今日はその闇？に触れていきます。
私は小さいころからデザイナーになるのが夢で
リカちゃん人形で遊んでいるときからティッシュや端切れを駆使して
服を作っている子供でした。
高校からは服飾の専門課程がある高校にも通い
短大も留学で行きたい学校と連携しているという理由で選び
（結局、理想と違って長期留学はしなかった）
就職も服飾関係、転職先も服飾関係で働きつつ、
友達に頼まれた服を作ったり
出産するまではどっぷり服飾関係の人間でした。
しかし、産後に服飾業界に復帰しようとしたら、
デザイナーの代わりなんていくらでもいる世界で
販売員から再スタートをするしかないという現状で
企業でデザイナーになる事は諦めるしか
選択がなくなりました。
きっと今ではもっと子育てママが働きやすい職場もあると思うし
やり方なんていくらでもあるって思うけど
当時の私は絶望を味わい、諦めるしかありませんでした。
そんな時、私の周りにも同じように職場復帰や
産前まで磨いてきたスキルを活かせる場所がないママが多くいて
私だけじゃないんだって思ったのと同時に、
自分たちで活躍する場所を作っちゃったらいいんじゃない？？
って事で、発足したのが 私が最初に立ち上げた「キラキラママの会」という
ママイベントの企画でした。
このサイトもそのころにスタートして、
デザインを何度も大幅に変更して今に至ります。
で、本題に戻ります。
そんなにデザインの仕事やりたかったのなら、
今の仕事は天職ではないんじゃないの？？
と思われる方もいらっしゃるかも知れません。
ですが、
私の中では、
ドレスのデザインも
イベントの企画も
商品の開発も
コンセプトメイキングも
目標設定も
共通項があり、
使っている能力が同じだと感じています。
服を縫う事は長年学んだし、出来るけど実はすごい得意なわけではありません。
デザインに関われたらいいと思っていたけど、
普段着のデザインは全然惹かれませんでした。
結局のところ、私がドレスのデザインで成し遂げたかったのは
・自分の頭の中のイメージを形にする事
・人の人生の節目やイベントに関わる事
大きく分けてこの２つです。
それって、出来上がるものは全然違うけど
イベントの企画は頭の中でやりたいと思った企画を形にしていくし、
商品開発やコンセプトメイキングも、その方の頭の中にあるもの、
心の奥にあるものを言語化して商品という形にしていく事なので
ドレスを作るのと同じように、0から１を生み出す事に当てはまります。
また、私がいつも口を酸っぱくしておススメしている
コンセプトメイキングは10年続く事業をつくるためには必要不可欠だと思うし、
まさに人生そのものに関わる大事なお役目だと思ってます。
そんな感じで、やっている事・出来上がるものは違うけれど、
本質的にやりたい事は叶えられていると思っています。
私自身も、本当はデザイナーになりたかったのに
何故全然違う事をしてしまうのだろう・・・って悩んだこともありますが、
目的の抽象度を上げていくと、
知らない間にやりたい事が叶うように勝手に進んでいました。
それに気づいてからは、今の仕事にもーーーーっと自信を持てるようになったし、
デザインの事は出来ても出来なくてもどっちでも大丈夫◎という
謎の安心感が生まれてきました。
２０２３年の年末に自分が働けなくなるかもしれない未来を考えた時も
本当にやりたい事として思い浮かんだことはデザインではなかったし、
服は作れていないけど
・自分の頭の中のイメージを形にする事
・人の人生の節目やイベントに関わる事
ここには毎日のように関われている実感があるので
コンセプトを決めたり、計画や戦略を考える事は
鼻血が出るほど楽しく出来ています。
今回は私の事例を話しましたが、
コンセプトメイキングの話をしていると、私と似たような感じで、
昔やっていた事、昔やりたかった事と、今やっている事が
一見全然違うように見えて本質的にはつながっている方が
多くいらっしゃいます。
天職って聞くと、
職業のカテゴリーとか職種でイメージしてしまいがちですが、
目的とか使うスキルで考えると、
もっと多くの人が天職に出会っちゃってるんじゃないかなーと思います。
と、いう事で今日もコンセプトの打ち合わせに行ってきまーーーす（ZOOMだけどｗ）
