毎週土曜日はおススメ本の紹介。
年間150冊以上読んでいるわたなべの忘備録&読んで学びになった本をご紹介するこの企画。
今回は私の尊敬してやまない人のお話
お仕事スタイル研究家のわたなべかおりです。
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今回の本はこちら
自分の強みをつくる (U25 SURVIVAL MANUAL SERIES) | 伊藤春香(はあちゅう) |本 | 通販 | Amazon
久しぶりに読んだはぁちゅうさんのこちらの本。
はぁちゅうさんとは、
1986年生まれ。慶應義塾大学法学部政治学科卒。
在学中にブログで、女子大生カリスマブロガーと呼ばれるように…
その時にレストラン、手帳、イベント、コラボ商品をプロデュースするなど、「はあちゅう」名で幅広く活躍。
2009年電通入社後、中部支局勤務を経て、クリエーティブ局コピーライターに。2011年12月に転職し、トレンダーズで美容クーポンサイト「キレナビ」編集長を経て、フリーに。 との事。
少し前には、セクハラ、パワハラの問題を告発して
#metooのブームを巻き起こしたのも記憶に新しい
まさに
インフルエンサーオブインフルエンサーの方。
インフルエンサーの申し子
こちらの自己紹介によると 事実婚も貫いているそう。
ジェンダーの課題にバリバリ挑む姿は、
はぁちゅう全く知らなかった私でも 思わず応援したくなる方。
この方が確か、会社員時代にかかれたのが こちらの本
こちらの本、初めて読んだ時は、 何にも感じませんでしたが、(笑)
最近改めて 見せたい自分を自分で作るって 当たり前なようで
当たり前じゃないのかも?? と気付き、読み返してみました。あらすじは、
本当の自分がわからない。
自分の強みがわからない。
そんな漠然とした不安を抱えているみなさん!本当の自分なんて探さないでください。
きっと探してもどこにもいません。そんな不確実な、どこにいるんだかわからないもの、
そもそもいるんだかいないんだか
はっきりしないものを探し続けるよりは、
なりたい自分をつくってしまえばいいんです!そして、その人になりきっちゃいましょう。
という事が書いてある本。
なりたい自分を演じ続ければ、
ずっと「なりたい自分」でいられるんだから、
本当の自分なんてなくてもいいじゃない。
というのが著者の持論。
強みは人と比較して人からの評価が必要なものだから、
彼女のいう強みとは、心理学的には
セルフイメージ なんじゃないかなと思う。
セルフイメージとは、親や学校から受ける教育、
友達などの人間関係や環境で言われた言葉、
受けた事、感じた事など様々な過去の出来事から
私たちは価値基準や自分の立ち位置や
自分のルール、思い込みが作られるもの。
自分の思う自分らしさ にも繋がりますね。
セルフイメージを語るうえで外せないのは、
「役割効果」と言われているもの。
人は役割を与えられると、
その与えられた役割(セルフイメージ)通りの行動を
とっていくと言われています。
役割を表す有名な実験に、監獄の実験があります。
聞いたことある方も多いのではないでしょうか??
ジンバルドーの実験とも言われており、
映画にもなっている。
こちらの実験は、スタンフォード大学の実験で
バイトの男女21名が2週間にわたり、
無作為に与えられた役割である
看守役と、囚人役に分かれて過ごすというもの。
はじめは与えられた役割だからと和やかに過ごしていますが、
しばらくすると暴力や暴言が始まったり、
囚人役の方が発狂してしまうという恐ろしい結果に、
実験は思った以上にエスカレートしてしまったので、
途中で中止されました。
バイトの人たちは、
元々狂暴だった人を選んだのではなく、
看守ってこういうイメージだ!って自分で思い込んだり
周りが看守として扱ったりしたから
自分の思う看守のセルフイメージを全うしてしまったという結果に…
ホントにあるの???と思っちゃうような話なんですが、
ミルグラム実験という実験でも
明らかにされています。
あなたは、先生役ですよ。とか
あなたは看守役ですよ。って言われただけなのに
人って簡単に演じ分けられちゃうものなんですよね。
実験では悪い例しかないのですが、
私たちって視点を変えれば簡単に
セルフイメージを変えられちゃいます。
視点を変えて思い込みを変えると
色んなことが変わるというのは、
ある意味、
思い込みで身体の反応を変えちゃうという
プラシーボ効果とも同じ感じかもしれません。
(偽薬を飲んで治るかどうかの実験)
そんなこんなで、話を戻すと、
はぁちゅうさんが書いている
自分で自分のセルフイメージを作っちゃおう‼️
ってありえない話ではないんですよね。
前に書いた記事にも
口癖が運命を作り出すって話がありました。
私の周りでお金ないって言ってる方でお金持ちの人いない。(お金ないからそう言ってるんだけど、)お金がないって言ってる人はゆとりもなかったりするなんというか、お金がなくても、言わない人はお金がない事に支配されていない。時間がない。も同じ。疲れたも同じ。歳だから仕方ない。も同じ。
これもセルフイメージが思い込みを作り、
口癖として出ているからなんですね。
私の講座でも 自分らしさは、
自分が納得のいく自分を
自分で決めちゃえばいい◎ って言う話をしています。
運が悪い人間だって思い込んでました。そう思い込んでるから、
運の悪い事ばっかり目につきます。ある時を境に、
え?実は運がいい人なんじゃないの??って気付いてからは
ずっと運がいい事ばかりしか起きていないと思います。
これって、私自身がすごく変わったというよりは、
セルフイメージや思い込みがなくなって、
何か起こったときに、運がいいと思うような部分を
切り取ってその視点で物事を見えるようになっただけの事。
起こっている事実はきっと同じだったんだと思います。
しかし、過去の自分は運が悪いと思っている自分を
納得させるために
同じことが起こっても、
運が悪いと思える部分しか見ていなかっただけ…
私たちは、自分が思ったように世界を見ているし、
事実をとらえているので、
当たり前といえば当たり前。
って持っちゃったときは、セルフイメージを変えてみると案外
すんなり変われちゃうかもしれません。
セルフイメージを知りたい方はこちら
◆出来るオトナに近づく習慣 No305
私たちは自分に都合よく世の中を見ている生き物
私って〇〇なんだよな――って思ったときは、
セルフイメージを変えてみると案外
すんなり変われちゃうかも。