今日は恒例の
おすすめ漫画紹介。
今日はキュン活ではなく、
仕事の流儀バージョンでお送りします。
お仕事スタイル研究家のわたなべかおりです。
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今日のおすすめ漫画はこちら
フラジャイル
なんか表紙が好きになれなくて
(→岸先生の眼力が怖い(笑))
おすすめされたけど、なかなか読んでなかった漫画の一つ。
普段、心のオアシス的によく見ている
ファブルの最新話を読むために、少年マガジンの漫画アプリを
愛用しているのですが、
そこで無料で3巻分くらい読めたので、ようやくたどり着いた漫画。
(ファブルについての記事を書いてなかったことに今気づいた!)
こちら、途中途中はのんびりした感じで
一気に読みたくなってくるのは10卷終わりか11卷と17卷〜20卷
それまでは、マガポケってアプリで毎日2話か3話読めるから
そこで読むのがいいかも。
(お役立ち情報!)
読み方は置いておいて、
フラジャイルのお話は、病理医という
お医者さんが診断をくだすために必要な情報を
検査して診断する。
お医者さんが頼りにするお医者さんみたいな感じの役割。
特に多いのは、ガンが悪性か、良性か?を見極める重要な役割。
病理医が間違えると、診断や、治療法が変わるので
まさに、失敗なんてできない仕事。
fragileは
壊れ物注意とか取り扱い注意の意味。
(フラジールって読み方するブランドもあるよね)
主人公の岸先生は、仕事に厳しすぎるプロフェッショナルな人
なので、周りとの折り合いが難しかったり、
仕事熱心すぎて誰もついてこれないから取り扱い注意って
タイトルになっているんだと思う。
そして、もう一つの意味は、
この漫画では限界ギリギリで仕事している人たちがたくさん登場するんですが、
医療のドラマとか見ていても、
医療業界って、ほんとにギリギリ
医療従事者の方の善意で成り立っているんだな。って本当に感じる。
まさに誰かが欠けたらドミノみたいに倒れちゃうんじゃないかという感じ
少しの判断のミスや、伝えきれなかったことで、
裁判になったりすることも当たり前の世界。
良かれと思ってやったことが、万が一判断ミスにつながったりしたら
新聞にも取り上げられちゃうし、
裁判まで起こされちゃうような世界。
まさに壊れ物注意 という感じですね・・・
私も、つい先日
息子が野球で眼にボールが当たって
視力がものすごい低下するという事件があったんですが、
その時に、提案された治療法が、
本当に大丈夫かなーーー???って不安で不安で
担当の先生にめちゃくちゃ質問しまくった経験があります。
そのあと、薬のおかげか、一過性のものだったのかわからないけど
視力も回復して、
すっかり元気になったので、まったく問題になりませんでしたが、
もし、経過が悪ければ、
私みたいなうるさい患者の家族は、黙っちゃいない・・・
医療ミスだとか、なんだかんだと、対立してしまうと思う。
話それましたが、
一つの診断で人の人生が全く変わってしまう。
そして、患者の人生だけでなく、
患者の家族の人生も全く変えてしまう世界。
そんな話がフラジャイルには描かれています。
途中、病院の方針転換で、
院内の病理医は廃止して、外注化しよう!ってストーリーがありました。
院外になってしまうと病院としては儲かるけど、
病気でなくなってしまった方の検体もなくなる。
それがなくなることで、
いろんな原因の特定が難しくなってしまうから
新しい病気の対処法が見つからなくなったりするため
医療の発展に繋がらない。
それだけでなく
その治療で合っていたのかがわからなるから
遺族の不安もそのままになったりもする。
岸先生が見ているのは、顕微鏡の中の世界だけでなく、
先の医療の可能性を広げること、
次の世代に繋げること、
遺族を納得させて先の人生に進む手伝いをすること、
などなど
ものすごい先の先を見越して
目の前の顕微鏡の中の細胞を見ている。
プロの仕事って、
どこまで先を見通せるか。
それでプロ度がわかるのかもしれない。
前にこちらの記事で、
ソフトバンクグループの代表の孫さんは
社員5人もいない時から100年先のヴィジョンを語り、
今でも株主総会で300年先のヴィジョンを見越した
新30年ヴィジョンというものを発表したりしている。
300年とかになってくると、
何代先の話なんだってなってくるけど、
どこまで考えるのか決めること、
どうなっていくのがゴールなのか?を考えると
今、目の前の仕事をどうやっていくのか、
今、目の前の仕事の目的が分かって、
岸先生みたいなプロフェッショナルの塊みたいな
仕事ができるようになるのかもしれない。
そんな先まで考えているようで考えていなかったので、
私も100年計画を考えて、
先の世代に残したいもの・自分の仕事で成し得たいことを
考えてみようかなー
◆出来る大人に近づく習慣 No303
プロの仕事と、普通の仕事の違いとは、
どこまで先を見通せるか。
今、自分の仕事が10年先の何につながっているか?
それを見据えて今、
目の前の仕事にどう取り組むかを、
日々考えている量の差なのかもしれない。