日曜はゆるブログのつもりが、
ちょっと重い話
朝日新聞の記事より
目次
「明日死のうと…」ネカフェからのSOS
「いま所持金が千円、無職、身分証なし、ホームレスです」。
3月末、東京都内のインターネットカフェ。
30歳の女性は、画面にひびが入ったスマートフォンにこう打ち込んだ。
「今日か明日できたらどこかで死のうと思ってます」
支援団体に「SOS」を求めるメッセージ。
支援団体に「SOS」を求めるメッセージ。
手持ち金では、明日以降のネットカフェの料金は
もう払えない。
翌日には居場所を失ってしまう。
路上生活に追い込まれる一歩手前だった。
「住むところがない」などの検索ワードを
「住むところがない」などの検索ワードを
次々と打ち込み、助けてくれそうな団体を
必死で探した。
全文はこちら↓
仕事がないからお金がない
↓
お金がないから部屋が借りれない
↓
部屋がないから仕事がない
↓
仕事がないから携帯代も払えない
↓
携帯がないから仕事出来ない
1番目に戻る…
みたいな感じに陥り、
最後の頼みで、wifiの繋がるところで
支援団体にSOSを送ったところ、
見つけてくれた支援先から
生活保護の提案などをうけて
支援員として活動する小椋修平・足立区議会議員が
サポートしてくれて
翌日には生活保護の申請ができたという事。
(ちゃんと仕事してる議員さんがいて安心!)
あるデータによると、
一昨年の東京都の推計では、
ネットカフェ難民は約4000人に上ると推計されている。
中でも30代が38.6%と最も多く、50代が28.9%と続く。
その9割以上が男性で、就業体系別ではパート・アルバイトが最も多くなっている。
女性は風族にいっちゃうから少ないそう…
私のイメージでは、20代の問題だと思っていたが、
30代と50代が一位と2位とは…
まさに日本人のスラム化…
二極化がすごく現実化している。
地方でも徐々に、
コロナの皺寄せは来ていて、
飲食を中心に
閉店している店も増えてきた。
あと1.2年続くと言われている状況の中、
益々、その傾向は増えてくると思う。
先程、助けられた女性は、
生活保護の対象になる事を知らなかっただけ
コロナ自体は専門家にワクチンなどを任せる事しか
出来ないけど
情報を発信したりコロナで困る人を救う事は
少しは出来るかもしれない。
実は、私自身も
名古屋にいた学生時代に
実家に帰りたくなくて
&マンガ読みたくて
ネカフェ難民みたいな生活を送った事がある。
日雇いバイトみたいなこともしていたから
まさにネカフェ難民。
しかし、ネカフェはホテルに比べたら安いけど
アパートやマンションならもっとお値打ちに
暮らせると思う。
お風呂とか食事とかも含めるとめちゃくちゃ割高だと思う。
しかし、毎日仕事を探したり、毎日ネカフェを探し回るなど
心配事があると
人間目先の事だけにいっぱいいっぱいになってしまう。
だから、思考停止してしまい、ズルズルと
手持ち金がなくなり、
部屋を借りる敷金礼金も貯められるわけがなく、
ネカフェ難民になっていくのかもしれない。
(ちなみに、無料低額宿泊所という施設も
ネカフェ難民の支援になるそう)
しかし、
世の中って
知らない人には本当に厳しい…
そして
視野が狭くなると
判断力がなくなり
目先の事しか考えられなくなる。
これって、
ネカフェ難民だからとかでなく
余裕がなくなると誰でもどんな立場でも
そうなると思う。
私がワンオペ育児だった時も
仕事を変えるなんて選択肢は半年以上
考えもしなかった。
介護があった時期も
施設をすすめる選択肢は
もちろんなかった。
そんな感じで、
一人で考えると
どんどん行き詰まり
状況はよくならない。
そういう時こそ
他人の目、専門家の目は
絶対に必要である。
前述の彼女は、
行政制度にも詳しい団体に
相談出来たから救われた。
これを友達に話していただけでは
解決しなかったのだと思う。
実際に彼女も友達の家を渡り歩いていたと
書いてあるから
きっと誰かにはお金がない事は
伝えていたはずである。
しかし、彼女が救われたのは
専門家である支援機関である。
自分に答えがないものは
人に聞くのが一番早い。
しかし、どの人に聞くか??
それにより選択肢が全く変わってしまうので、
専門家と呼ばれる人たちも
自分の専門外の質問が来た時に
どこかに振ったりしてあげるのも必要だと思う。
私自身も肝に銘じていきたい。
◆出来るオトナに近づく習慣No169
人は、誰でも視野が狭くなると
判断力がなくなり
目先の事しか考えられなくなる。
自分に答えがないものは探さないで
まず人に聞く!