毎週土曜日はおススメ本の紹介。
年間150冊以上読んでいるわたなべの忘備録&
読んで学びになった本をご紹介するこの企画
お仕事スタイル研究家のわたなべかおりです。
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今日の本はこちら
なんだって?!
そんな事あるもんか!
と思って、読んだのは8年くらい前。
実は、それまでの私は
側から見たら楽観的な人でしたが、
実は、頭の中はいっぱい。
いつも何か悩んでいました。
人が○○したらどうしよう?とか、
仕事で○○したらどうしよう?とか、
小さい事過ぎて、今となっては思い出せないくらいの事なんですが、
なんかいっつも考えてた。
超!楽観的ないい加減人間に見える私ですが、
実は
小さい頃から何かと備えておきたい人で、
物心ついた時にはマイ非常用袋みたいなものを作っていたし、
何があっても生き抜けるように
サバイバルの映画を見たり、
部活も闘う系の部活に入っていたくらいwww
というか、心配するのが当たり前になっていた。
そんな私にやってきた
心配事の9割は起こらない!
の考えとの出会いは衝撃でした。
心配事の9割は起こらないってホント??
『Behavior Therapy』に掲載された認知行動療法の研究では、
全般性不安障害の患者が心配していた事の91.4パーセントは
実際に起こらなかったと書かれている。
この研究では10日間、
頭に浮かんだ心配事を書き出してもらい、
その20日後に、記録した心配事が
本当に起きたのかどうかを書いてもらうというもの。
調査の結果、心配事のほとんどは実際には起こっていなかったそう。
という事は、
心配事の9割はただの「妄想」や「思い込み」、
「勘違い」や「取り越し苦労」だったという事が実験から推測される。
心配事を手放すには??
本書では、今を生きるために意識する事として
9つの項目に分けて話している。
・「あたりまえ」を見直す
・あせらない、あわてない
・前向きに受け止める
・朝を大事にする
・自分の「ものさし」で生きる
・余計なことを調べない
・置かれた場所で輝く
・感情に逆らわない
・夜は静かに過ごす
考えるより行動する
心配事を考えない!って思ったとしても
急に今まで育ててきた心配事のセンサーがお休みしてはくれません。
私の場合はすぐには切り替えられなかったので
ある基準を作りました。
それは、
最低限の備えだけをしたら忘れる事
起こることは私に乗り越えられるもの
と割り切っちゃうという考え。
心配が自分を守り、問題を未然に防いでくれたことも
もちろんある。
備えあれば憂い無し
には間違いない。
しかし、問題なのは過剰な心配。
適度な心配は、
備えや、心構えにつながるけど、
過度な心配は
無駄な思考のループや、
取り越し苦労や思い込みを強くすることにしかならないし、
何より、頭の中が心配でいっぱいだと楽しく暮らせない!
今を生きる事
心配事は、
基本的には
まだ起こっていない未来に対して意識が向いている事になる。
よい未来になるように今出来る事を準備するのはとてもいい事だけど、
それが過剰だと今、現在の生きる時間を疎かにしている事にもなる。
「イマ」「ココ」だけに集中する事は、マインドフルネスなどでも
大事にされている考え方って言われてます。
過去に囚われすぎるのも良くないけど、
未来にもとらわれ過ぎるのも良くない。
今、楽しむ事が今の幸せであり、未来の幸せにも繋がるのではないでしょうか・・・
私たちがよくやりがちなのは、
掃除機をかけながら、片付けをして、
洗濯機を回し、子供の話を聞きながら、何か心配してしまう事。
これも今この瞬間に集中できていないから、
どれも中途半端になってしまう事につながるかもしれません。
何より、目の前の子供の話をちゃんと聞けていないのは、
子ども自身が感じているかもしれません。
毎回、全力で子供の話に耳を傾けるのが
よい母だ!っていうのは一ミリも思っていませんが、
そういう時間も大事にしたいなーって思います。
まとめ
心配事の9割は起こらないんだって気付くだけでも
私の場合は、心配思考から、準備思考に切り替える事が出来ました。
心配し過ぎちゃいがちな人は
心配するなら○○する。と、
自分の中の悩み方、心配を行動に変える手順を
決めちゃうのがラクかもしれません。
本書では、いい悩み方について
お金、老い、病気、死という
悩みの多いカテゴリーに分けて
それぞれの捉え方、考え方について書いてくれてます。
悩み多き人にはぜひ読んでほしい一冊です。
◆出来るオトナに近づく習慣 451
不安を行動に変えられるいい悩み方と、
不安をただ増やしちゃう悩み方がある。
悩むことは悪い事じゃないけど、
今を大切に生きるために
悩みとの向き合い方を決めておくと
とーーーーっても楽