フリーランスや起業など、
新しい女性の働き方がいろいろと提案されている中で、
・出産前の仕事へ復職した人
・出産を機に別の働き方を選択した人
それぞれの『理想と現実』そして解決策について聞いてきました。
働き方に悩んでいる方・迷っている方は是非、働き方診断で
自分らしく働ける方法についてチェックしてみてください
お仕事スタイル研究家のわたなべかおりです。
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子どもが生まれてからも
仕事を続けるワーママは多いと思います。
ただ、仕事との両立に苦しむ人も少なくありません。
新しい女性の働き方がいろいろと提案されている中で、
・出産前の仕事へ復職した人
・出産を機に別の働き方を選択した人
それぞれの『理想と現実』について
何名かのママにインタビューしてみました!
今回は・・・
育休取得後に元の職場にフルタイム復帰。
残業でのカバーができないことから仕事の精度が下がり
ミスが増えて悩んだママSさんの体験談。
から理想と現実のギャップをご紹介します。
働く前の理想は?
出産前はメーカーで商品企画を担当していたSさん。
幼少期から母親が働いている姿を見ていたので
「子どもが小さくても働く」というのが当たり前の感覚。
義理の実家も近くにあったことから、
復職後もサポートを受けられるという前提で
同じ職場へフルタイムで復職することにしました。
出産前は仕事をしていくうえで
特段不都合を感じることがなかったため
復職後もこのまま順調に働けるはず!!
と思っていたのですが…
復職時に立ちはだかった壁
復職後は一日の働ける時間が限られており、
それは何があっても伸ばせない。
毎日一日の時間がこんなに短いの!?
と日々時間との戦い・・・
とにかく「時間は有限である」という事を
痛感したそうです。
ただ仕事が終わらないというだけではなく、
・資料を納得いく状態まで仕上げる
・関係者への確認やフォローをする
などの気遣い作業の時間が減ったことで
ミスが増えてそのリカバリーに追われ、
さらに時間が削られてしまうという悪循環。
義実家に子どもを任せて残業することもありましたが
頻繁にというわけにもいかず・・・
悩んだ末に、
上司へ現状と今後の働き方を相談したそうです。
出産前のように働けるとフルタイム復職したものの
思うようなレベルで仕事ができず悩んだSさんでしたが
その後の状況はどうだったのでしょうか??
働いてみて現実は?
上司に相談した結果、
Sさんの担当業務の現状整理を行ったうえで
資料作成やスケジュール調整等の雑務を
残業などフレキシブルな対応ができる
他メンバーでサポートする体制に変更。
Sさんはメインである企画業務に
集中することができるようになりました。
自分が定時で帰るために誰かに仕事を頼む罪悪感もあり
はじめのうちはなかなか仕事の依頼をしづらかったSさん。
連携がうまくいかなかったり
漏れや二度手間になることもありましたが
思い切って、
・チームメンバーの基本スケジュール(手すきの時間)
・だれにいつ何のサポートをお願いしたいか
などをまとめ、
チーム全体の動きがわかるように進行表を作成して
共有するようにしたところすれ違いも減り
円滑にフォローができるようになっていきました。
半年後の結果は?
少しずつ依頼できる仕事の切り分けにも慣れ、
チームメンバーの力を借りて何とか乗り切れる
という自信がついていったSさん。
トラブルやイレギュラー対応が発生した際も
・冷静に問題点を分析してやるべき事を切り出す
・そして確実に解決できるよう人を頼る
ということが自然にできるようになっていきました。
常に気をつけているのは、
お願いできるからといってそれに甘えず
翌日に必ずお礼やフォローを入れること。
また逆に自分の手が空きそうなタイミングでは
積極的に他メンバーの仕事を手伝えないか
声掛けをするそうです。
イレギュラー対応の多い子育てをする中で
柔軟な思考や対応力が身についたというSさん。
出産前後で感じた課題や働き方の変化について
育休中社員への研修で共有しているのだとか。
子育てと仕事を完全に切り分けるのではなく、
学んだことを生活全体に生かす気持ちをもち
周りへの感謝や気遣いを忘れないSさんの
真面目な姿勢がうかがえますね。
困難な状況でもあきらめず打開策を探っていき
フルタイムで子育てと仕事を両立させることに
成功したSさん。
自分らしい子育て×仕事の両立の仕方を
長期的な視点で見つめたうえで今後も自分らしい
ワークスタイルを決めていけるといいですね。